毎晩のようにいびきをかく人は、睡眠時間を長く取っても疲れが取れにくいといいます。
本人だけでなく一緒に暮らしている家族も、いびきのせいで睡眠が浅くなりがちです。
いびきの原因はいくつもありますが、枕もいびきの原因になるといわれています。
そこで今回、枕といびきの関係についていろいろ調べてみました。
いびき改善のための「枕選びのポイント」もお伝えしますので、ぜひ参考にしてみてください。
いびきは枕の高さが原因になる?
「気道」が狭いと、空気が通りにくくなり、いびきにつながってしまいます。
日本でいびきをかく人は、推定で2千万人といわれていますが、気道が狭くなる原因は人によって様々です。
太りすぎで気道が圧迫されているのが原因の人もいますし、鼻炎などで呼吸がしにくいことが原因の人もいます。
枕の高さが影響して、いびきをかいている人もたくさんいるといわれています。
枕は高すぎても低すぎても、いびきにつながります。
いびきをかく人を集めて枕の改善を実験的に行なったデータがあります。
整形外科枕と呼ばれる枕の高さを5ミリずつ高くしたり低くしたりしながら、調整を計るという方法です。
調整した枕を使用することで、いびきが改善された人は、70%にも上りました(使用後3ヵ月以内)。
いびきを改善するには枕の硬さにも配慮が必要
睡眠が心身に与える影響はとても大きく、枕が合っていないと質の良い睡眠が取りにくくなります。
いびきを改善するには、枕の高さだけでなく「枕の硬さ」にも配慮する必要があります。
枕が硬すぎると、頭にしっかりフィットしないため快眠が取りにくくなり、かえっていびきがひどくなることもあります。
また、頭痛や肩こりを引き起こしてしまうこともあります。
反対に枕が柔らかすぎると、頭が沈んでしまい、呼吸がしにくくなったり寝返りが打ちにくくなったりします。
柔らかすぎる枕を使って、横向きの姿勢で眠った場合は、顔が枕に沈み息苦しくなります。
■枕が引き起こす症状(例)
- いびきをかく
- 朝から頭痛や肩こりに悩まされる
- 呼吸が苦しい
- 姿勢が悪くなる
- 四十肩・五十肩が悪化することもある
いびき改善のための枕の選び方
大型家具店または寝具店に行くと、膨大な種類の枕が販売されています。
現在「いびき改善」のニーズは高く、インターネットでも快眠をサポートする枕はいくらでも見つけることができます。
基本的には、姿勢矯正やいびき改善を目的に枕を選ぶときは、整体師などに対面で計測してもらうのが得策です。
頭の大きさや形は人それぞれ違いますし、肩幅、肥満度なども個人によって差がありますね。
オーダーメイドで枕を作る専門店であなた専用枕を作るのが、一番お勧めの方法です。
でも、検索してみても自宅近くに枕専門店がないという方もいらっしゃるかと思います。
そういう方は、今大注目を浴びている「けんこう枕」を使ってみる方法もあります。
この枕はゴッドハンドといわれる一流整体師が考案した枕ですが、オーダーメイド枕よりも効果があるとの定評があります。
気になる方は、「寝るだけ整体・けんこう枕」と検索してみてください。
まとめ
- 何らかの原因で気道が狭くなると、いびきにつながる。
- 枕選びはいびき改善の重要ポイントとなる。
- 快眠や姿勢矯正など、枕選びには様々な効果が期待できる。
インターネットでいろいろ検索すると、横向き専用枕というものも多数目にします。
あお向けに寝たとき、首を曲げたり脂肪が邪魔になって、気道が狭くなってしまう人は多くいます。
横向き専用枕を使うことによって、自然に横を向いて眠るようにしたら、いびきが止まったという人はたくさんいるそうです。
横向きの寝姿勢になったとき、体を楽に保つための「抱き枕」を使用している方も多いようです。