若いときはいびきをかかなかったのに、中年になったらいびきをかくようになった。
皆さんは、そんな話を知人などから聞いたことはあるでしょうか。
他にも、いびきに関する噂っていろいろありますよね。
運動不足で太っていると、いびきをかきやすいという話もよく聞きます。
そこで今回は、いびきの様々な原因を探ってみたいと思います。
家族のいびきに悩まされている方は、これを読むと原因が見つかるかも知れません。
こんなにもたくさんある!「いびきの原因」
いびきは、体質や病気をはじめとして、他にも様々なことが原因で引き起こされます。
普段の生活習慣や加齢なども、いびきに大きく関わっています。
■「いびきの原因」はこんなにある
- 運動不足・肥満
- 加齢・体質の変化(更年期など)
- アルコール摂取・喫煙
- 過労・ストレス
- 鼻炎・花粉症・副鼻腔炎
- 器官や気道の炎症・風邪
- 脳梗塞・睡眠時無呼吸症候群などの病気
上記のうち、今回は「運動不足」と「加齢」を原因とするいびきに注目していきます。
運動不足もいびきの原因に…
慢性的に運動不足の状態が続いていると、いびきをかくようになることがあります。
部活などで体を鍛えていた頃は大丈夫だったのに、スポーツと無縁になったらいびきをかくようになったという話はよく聞きます。
いびきは「気道」の確保と深い関わりがあります。
気道とは空気の通り道のことですが、この部分が狭くなると、空気が通る度に音が出るようになります。
風邪で喉や器官が腫れているときや、鼻の通りが悪いときなどは、子供でも一時的にいびきをかくことがあります。
気道が狭くなり、空気が通りにくくなっているためです。
「運動」と気道は一見、何の関係もなさそうに思えますよね。
しかし、運動不足になって筋肉がたるんでくると、そのたるみが気道を圧迫することにつながります。
寝転がった姿勢になったとき、気道のまわりの脂肪が、気道を押さえつけてしまうんですね。
適度な運動が体に良いことは誰もが知っていますが、運動はいびきの改善にも役立ちます。
いびきの原因の一つ「加齢」について
いびきの原因として、加齢(年を取る)も大きく関わっています。
若いときは深酒でもしない限り大丈夫だったのに、中高年になってから毎日いびきをかくようになったという人は大勢います。
中高年でいびきをかく人の多くは、肥満の問題を抱えているといわれています。
加齢と共に新陳代謝は落ちていきますので、どうしても脂肪がつきやすくなってしまいますね。
ゆるんだ筋肉や脂肪によって気道が狭くなることでいびきをかくのは、「運動不足」でいびきが起こるのと同じメカニズムです。
まとめ
- いびきは様々な原因で引き起こされる。
- 生活習慣といびきには密接な関係がある。
- 運動不足や加齢により筋肉がゆるむと、いびきをかきやすくなる。
人によっては更年期に差しかかると、慢性的な疲れや動悸などで睡眠が浅くなり、いびきをかくことがあるようです。
なお、年齢が高くなればなるほど病気のリスクは上がりますが、何らかの病気が原因でいびきをかくこともあります。
高血圧や脳梗塞などの大病が潜んでいる場合もありますので、気になる方は専門医で診てもらうようにしましょう。