現在、いびきで悩んでいる人は多いといわれます。
自分のいびきがうるさい、人に迷惑をかけるのは嫌だという思いを抱えている人も大勢います。
「家族のいびきがうるさくて眠れない!」というのが悩みだという人もいますよね。
そこで今回は、呼吸の改善でいびきを軽減する方法をいろいろ調べてみました。
いびきを何とかしたいとお悩みの方には必見です。
「いびき」の原因の一つは呼吸にある
いびきを治すために病院で診察を受ける人は、近年増えてきているようです。
いびきの種類はいくつもあり、改善が計りやすいものから簡単には治せないものまであります。
原因は多種多様にありますが、中でも特にいびきに大きく影響しているのが「呼吸」です。
寝姿勢が悪い・鼻が詰まっているなど、呼吸がスムーズにできない状態は、いびきにつながります。
■呼吸がしにくい原因
- アレルギー性鼻炎・副鼻腔炎などの鼻詰まり
- 肥満により脂肪が呼吸を妨ぐ
- 寝姿勢が悪く、気道がふさがれている
- アルコールで気道を支える筋肉がゆるんでいる
- 喫煙で気道が炎症を起こしている
口呼吸にするといびきはましになるのか
いびきをかいて眠っている人の鼻を指でつまむと、その人のいびきは止まります。
ご主人のいびきがうるさくて我慢できず、やってみたことがある方もいるのではないでしょうか。
確かに、鼻を押さえてしまえば一時的にいびきを止めることはできます。
また、いびきを改善するための鼻専用のクリップなども販売されているようです。
しかしながら、無理やり「口呼吸」にすることにはリスクがたくさんあります。
■口呼吸のリスクとは
- 免疫力が低下する
- 空気中の異物が鼻でろ過できないことにより「口臭」がきつくなる
- 重力がかかって舌が下がり、いびきが悪化する
- 睡眠時無呼吸症候群になることもある
- さまざまな負担がかかり、深刻な睡眠障害を起こす
人間は元々鼻で呼吸するものなので、無理に口呼吸に変えてしまうことは体調悪化につながります。
いびきがうるさい人は鼻呼吸にした方が良い?
鼻の中には、私たちの体にとって大切な機能がいくつもあります。
ウィルスなどをバリアする鼻毛も生えているし、「加湿」や「加温」をする機能もあります。
先にご紹介した通り、口呼吸で眠るといびきの悪化につながったり、他の病気を引き起こす可能性もあります。
いびきを改善するためには、正しく「鼻呼吸」することが大切です。
でも、睡眠中は意識がありませんので、鼻呼吸を意識するのは困難ですよね。
そういう方のために、鼻腔を広げるためのテープというものが市販されています。
口呼吸を防ぐための口閉じ専用のテープを利用するというのも一つです。
ただし、鼻炎や副鼻腔炎などで鼻詰まりしている場合は、耳鼻科に相談し、鼻の状態を治すことを優先させてください。
まとめ
- いびきの原因はさまざまな種類がある
- 呼吸の乱れもいびきの大きな原因である
- 口呼吸という不自然な呼吸法は、いびきを悪化させることにつながる
- 正しく鼻呼吸することでいびきは改善できる
寝ているときにしっかりと鼻呼吸をするためには、起きている時間も意識して鼻呼吸をすると良いようです。
しかし、自分なりに工夫をしてみても改善する見込みがないときは、他に原因がある可能性もあります。
無呼吸症候群や高血圧、肥満など、背景に他の問題が隠されているかも知れません。
いびきがなかなか治らないときは、病院で医師に診てもらうことをお勧めします。