旦那さんのいびきがうるさくて悩んでいる妻も多いと思いますが、そのいびきは枕が原因かもしれません。
ここでは枕といびきの関係について解説していきます。
旦那のいびきと枕には関係があるの?
旦那さんの毎晩のうるさいいびきは、実は合わない枕を使っていることが原因かもしれません。
枕は仰向けに眠ったときに、直立した時と同じ位置で頭を支えるものが理想的とされています。
また、旦那さんの頭の形や、体質によっては枕なしで眠るほうがいびきをかかない場合もあります。
枕を使わずにバスタオルなどで睡眠時の頭の高さを調節する方法もあります。
また、体に合わない枕を使っていると、いびき以外にも肩こりや頭痛の原因となってしまいます。
ですので、快適な睡眠を十分にとるためには、素材や高さ、固さなどの条件をしっかりと勉強して、旦那さんに合う枕選びを慎重に行う必要があります。
このように、たかが枕と思っていると、体に重大な影響を与えてしまうこともあるのです。
次の章からは、枕の高さや硬さが睡眠といびきに及ぼす影響について詳しく説明していきます。
いびきと枕の高さの関係
いびきと枕の高さは非常に深い関係があります。
枕が高すぎると仰向けに眠った時に、常にあごを引いた状態になるので、上気道が狭まり、呼吸による空気の通り道が狭くなるためいびきをかいてしまいます。
逆に枕が低すぎる場合には、睡眠時に弛緩した舌がのどのほうに落ち込み、上気道をふさいでしまう形になるので、この場合もまたいびきをかいてしまいます。
理想的な枕の高さは、仰向けになった状態で首の角度が15°になるよう保たれる枕だといわれています。
ちなみに枕外来という合わない枕による体の不調を改善するために、その人に合った枕をオーダーメイドで作ってくれる科もあります。
ある研究によると、いびきをかかない体に合った枕の高さをたった5mm上下させるだけでいびきをかくようになってしまうというデータもあります。
このように、枕の高さはいびきをかかないようにするために適切な高さに調節する必要があります。
いびきと枕の固さの関係
いびきは枕の高さにより改善できることは前章で解説しました。
では、枕の固さはいびきと関係はないのでしょうか?
実は枕の固さも、いびきに大きな関係があります。
枕の素材には、低反発、高反発、そば殻、羽毛、綿などさまざまな種類があり、固さもそれぞれです。
どの様な素材にもメリットやデメリットがあるので、使い心地の良いものを選んでも問題はないでしょう。
しかし、枕には理想的な硬さというものがあります。
それは、頭と首を圧迫することなく、頭の重さを分散してくれ、なおかつしっかり頭を支えることができるやや硬めの枕です。
固すぎる枕では、頭が安定せず首が不安定になり、逆に柔らかすぎる枕だと頭と首をしっかりと支えることができません。
また、寝返りを打った際に首を圧迫しない硬さであることも重要です。
柔らかい枕を好む人にとっては、やや硬めの枕は違和感があるかもしれませんが、毎晩使っていくうちに慣れてくるので問題はありません。
まとめ
- 枕はいびきと密接な関係がある
- 枕の高さが5mm違うだけでいびきをかくことも
- 高すぎる枕はいびきの原因となる
- 枕はやや固めで頭をしっかりと支えながら頭の重さを分散させてくれるものが良い
ここまで、枕といびきの関係について解説してきました
体に合わない枕を使っていると、いびき以外にも体の不調が出てくる可能性があることがお判りいただけたと思います。
いびきをかかないためには、低めで気道をきちんと確保し、やや固めで頭をしっかりと支えつつ頭の重さを分散してくれる枕を使うようにしましょう。