加齢や運動不足がいびきの原因となってしまうといわれています。

ここでは、加齢と運動不足が本当にいびきの原因となるのか、そのメカニズムはどうなっているのかについて解説していきます。

いびきの原因とは


いびきは毎日かく人とかかない人、いびきの音の大きさや、一晩中かくかかかないかなど、それぞれ違った特徴があります。

いびきを引き起こす要因は様々なものがあります。

加齢や運動不足もいびきの原因となります。

しかし、いびきをかくメカニズムは一つです。

いびきは呼吸するときに空気が通る上気道が何らかの原因で狭まり、その狭いところを空気が通るときに上気道の粘膜が振動を起こして音が鳴ることを言います。

一般的に仰向けで眠っているときにいびきがひどくなるといわれています。

その理由は睡眠中に筋肉が弛緩するので、上気道の筋肉も弛緩し、狭まるとともに、のどのほうに弛緩した舌が落ち込むことでさらに上気道が狭まり、いびきをかいてしまいます。

鼻呼吸で眠る人に比べて口呼吸で眠る人にいびきをかく人が多くなっています。

口は本来呼吸器官ではないので、鼻で呼吸した時にウイルスやほこりがろ過されるのに比べると、ウイルスやほこりの悪影響をダイレクトにのどに受けてしまいます。

そのため、のどが炎症を起こし、さらに上気道が狭まりいびきの原因となってしまいます。

加齢もいびきの原因になる?


加齢はいびきの原因となります。

その原因はいくつかありますが、若い時からいびきをかいている人が長年のいびきが原因で口蓋垂(のどちんこ)が肥大し、さらに大きないびきをかくようになる、上気道を広げるための筋肉が弱くなるために上気道が狭くなり、いびきをかくようなるといったものがあります。

また、体内のコラーゲンが減少するために気道の弾力性が低くなり、狭くなることや、肺活量が低下してしまうことにより上気道も狭くなるといった理由も上げられます。

さらに、女性ホルモンには舌を支えるおとがい舌筋という気道を広げる筋肉を緊張させる働きがあるため、女性は閉経後に女性ホルモンが少なくなることからのどが狭くなり、いびきをかきやすくなってしまうといわれています。

また、今までいびきをかかなかった高齢者が急にいびきをかくようになった場合には、脳梗塞や舌がん、咽頭がんである可能性があるので、早めに医師の診察を受けることをお勧めします。

運動不足もいびきの原因になる?


運動不足になってしまうと、体重の変化はなくても筋肉量が減少し、脂肪の量が増えてきてしまいます。

そのため、首周りにも脂肪や下にも脂肪がつき、特に仰向けで眠っているときに上気道が狭くなり、いびきをかいてしまうことがあります。

とくに二重あごなど首回りやあごに脂肪がついている人は要注意です。

運動不足によるいびきを解消するためには、適度な運動が必要です。

運動が苦手な人も軽いウォーキングなどから運動を始めることをお勧めします。

運動を行うことによって、体の脂肪量が減少し、それによってあごや首、舌の脂肪量も少なくなり、いびきを抑えることができます。

しかし、運動不足が原因のいびきを解消しようとして、急に激しい運動を始めると、筋肉や健、骨などを損傷してしまう危険性があります。

あくまで、軽い有酸素運動から初めて、運動することに慣れるにしたがって運動時間を延ばしていくようにしましょう。

まとめ

  • いびきの原因は睡眠時に上気道が狭くなること
  • 加齢による筋力の低下により上気道や舌の筋肉が弱くなることでいびきをかきやすくなる
  • 運動不足になると首やあごの脂肪が増加し、いびきをかきやすくなる

ここまで、いびきのメカニズムと加齢、運動不足がいびきの原因となる理由を解説してきました。

加齢も運動不足も、それぞれの原因により、上気道が狭くなるためいびきをかくようになります。

特に今までいびきをかいていなかった高齢者が、急にいびきをかくようになった場合には、病気の原因があるので、早めに病院を受診しましょう。