寝室を共にしている人がいびきをかく場合、そのうるささに悩んでいる人も多いと思います。

ここでは寝るときの姿勢といびきの関係について解説いていきます。

うつぶせに寝るといびきの原因となるのか


いびきをかく人がうつぶせで眠ると、いびきを抑えることができます。

ですので、うつぶせで寝ることでいびきをかいたりいびきがひどくなることはありません。

しかし、うつぶせに寝ることでいびきを抑える方法はその場しのぎにしかなりません。

確かにうつぶせで眠ることでいびきを抑えることができますが、それ以上に体に悪影響を与えてしまう可能性があります。

うつぶせで眠ると胸部に強い圧迫が長時間にわたって与えられます。

これにより全身の骨格のゆがみや腰痛、O脚などの原因となってしまいます。

また、うつぶせで眠ることであごに仰向けで眠った場合の約2倍の重量負担がかかるため、顎関節症を引き起こしたり、歯並びに影響を与えたりする恐れもあります。

うつぶせで眠ることでいびきを抑えることはできますが、うつぶせ寝を長時間続けると体に負担がかかり、健康を損ねてしまう恐れもあります。

いびきを抑えるためにうつぶせで眠ることは避けたほうが良いでしょう。

横向きに寝るといびきの原因となるのか


横向きで眠ると、舌の気道への落ち込みを防ぐことができるので横向きで眠ることでいびきを抑えることができます。

横向きに眠るといびきが抑えられる場合、いびきの原因は舌の筋肉の衰えが原因の場合があります。

この筋肉の衰えは加齢が関係している場合があります。

また、横向きで眠ってもいびきが止まらない場合には、重篤な睡眠時無呼吸症候群にかかっている可能性も考えられるので、注意が必要です。

この横向き寝にはメリットとデメリットがあります。

いびきを抑え、軽度の睡眠時無呼吸症候群を防ぐこと以外にも、右半身を下にして眠ることで腸の働きを助けることができ、左半身を下にして寝ると全身の血液が心臓に戻りやすくなるというメリットがあります。

しかし、横向きで眠る際に寝がえりの回数が少ないと、体の左右どちらかに負担がかかってしまい、体のゆがみや寝違えを起こしやすくなるというデメリットがあります。

横向き寝でいびきを抑えたい場合は、友人との旅行など、一時的にいびきを止めたい場合に限るようにしましょう。

仰向けに寝るといびきの原因となるのか


仰向けで眠るといびきが出やすくなります。

この原因は仰向けで眠った状態のときに舌根と呼ばれる舌の付け根が上気道に落ち込みやすくなるためです。

睡眠中は特に筋肉が弛緩するため、ただでさえいびきをかきやすい状態になっています。

上気道に十分なスペースがあればいびきをかくことはありませんが、舌根の落ち込みなどで上気道が狭まってくると、その狭い隙間を空気が通ろうとするためにいびきをかいてしまいます。

この状態がもっとひどくなり、上気道が完全にふさがってしまうと、「睡眠時無呼吸症候群」になってしまいます。

仰向けで眠る人すべてがいびきをかくわけではないので、いびきには舌根の落ち込みなど以外にも原因があります。

それは飲酒や肥満です。

飲酒によるいびきはお酒の量や飲む頻度を減らすことで比較的簡単に抑えることができます。

肥満がいびきの原因になる理由は、首周りについた脂肪が気道を圧迫し、空気の通り道を狭めてしまうためです。

そのようにして気道が狭くなった状態で仰向けで眠ると、いびきをかいてしまいます。

まとめ

  • うつぶせ寝はいびきを抑えられるが、体に悪影響を与える恐れがある
  • 横向き寝はいびきを抑える効果があり、それ以外に体に対するメリットもあるが、デメリットもある
  • 仰向けで寝ると舌の付け根が上気道に落ち込み、いびきをかきやすくなる

ここまで、眠る姿勢といびきの関係について説明してきました。

仰向け寝が一番いびきをかきやすい姿勢ですが、仰向けに眠る人すべてがいびきをかくわけではないので、仰向け寝だけがいびきの原因ではありません。

仰向け寝以外にいびきをかく原因があれば、その原因を解消することでいびきを抑えることができる可能性があります。