配偶者や恋人と寝室を一緒にしている場合、相手のいびきが気になって眠れないという人も多いのではないでしょうか。

ここではいびきと呼吸法の関係について説明していきます。

いびきの原因は呼吸にある?


いびきとは、眠っているときの呼吸時に吸い込んだ空気がのどを通るときになる音のことを言います。

ですので、いびきと呼吸には大きな関係があります。

しかし、呼吸はすべての人がする行為なのに、いびきをかく人とかかない人がいるのはどうしてなのでしょうか?

普通の状態ではいびきをかくことはありませんが、何らかの原因で睡眠中に上気道が狭くなった場合に、いびきをかいてしまうようになります。

一般的に睡眠中に口呼吸をする人はいびきをかきやすいといわれていますが、鼻呼吸を行う人もいびきをかくことがあります。

口呼吸が原因のいびきの場合、鼻呼吸に矯正することでいびきが改善されることが多いのですが、鼻呼吸でもいびきをかく人の場合は、鼻に何らかの疾患があることも考えられます。

次の章からは、口呼吸と鼻呼吸の場合のいびきのメカニズムと治療法について解説していきます。

口呼吸がいびきの原因?


口は本来呼吸器官ではありません。

もともとの呼吸器官である鼻で呼吸すると、鼻毛がウイルスなどの異物をバリアし、鼻を通じて呼吸することで空気が加温・加湿されるために酸素を吸収しやすい状態で肺に送り込むことができます。

しかし、口呼吸を行うと、このような効果を得ることができません。

口呼吸を行うと、空気のろ過や加温・加湿が行われないまま空気が肺に送り込まれてしまいます。

その過程でろ過されなっかった空気中の異物が体に取り込まれてしまい、免疫力の低下や口臭の原因となってしまいます。

睡眠中に口呼吸を行うと、前述した悪影響のほかに、舌がのどのほうに落ち込んで気道をふさいでしまう状態になってしまいます。

この状態が長く続くと、気道が振動していびきを発生させます。

このように舌が気道をふさぐことがいびきの口呼吸によるいびきの原因ですが、舌が気道を完全にふさいでしまうと、「睡眠時無呼吸症候群」原因にもなってしまいます。

口呼吸によるいびきを改善するためには、口をふさぐテープなどを利用して、鼻呼吸に矯正することでいびきを改善することができます。

鼻呼吸がいびきの原因?


口呼吸を鼻呼吸に矯正することでいびきを改善することができると前述しましたが、実は鼻呼吸でもいびきが起こることがあります。

これは鼻いびきと呼ばれ、何らかの疾患により鼻づまりを起こしている状態のときにおこるいびきです。

鼻づまりによって鼻の奥で空気の流れが乱れ、いびきが発生します。

鼻づまりの原因は風邪やアレルギー性鼻炎なと一般的な病気のほかに、細菌やウイルスが副鼻腔の粘膜にして起こる「副鼻腔炎」や、鼻の穴を左右に分ける働きをする鼻中隔の湾曲による「鼻中隔湾曲症」などが考えられます。

これら鼻いびきの原因はほとんどが病的なものなので、これを改善するためには耳鼻科などの専門医を受診する必要があります。

鼻いびきは老若男女を問わず発生します。

鼻いびきの原因として最も多いのがアレルギー性鼻炎による鼻づまりです。

ハウスダストアレルギーなどを持っている人は、寝具の管理を徹底することで、アレルギー性鼻炎を抑え、鼻いびきを改善することができます。

それ以外にもお酒の飲みすぎやストレスなども鼻いびきの原因になることがあるので、生活習慣を見直す必要もあります。

まとめ

  • 呼吸といびきには密接な関係がある
  • 口呼吸を行うと舌がのどのほうに落ち込んで気道をふさぐためいびきをかきやすい
  • 鼻呼吸を行う際に起こる鼻いびきは鼻詰まりが主な原因

ここまで、呼吸といびきの関係、口呼吸と鼻呼吸それぞれの呼吸法のときにおこるいびきの原因について解説してきました。

口呼吸のときと鼻呼吸のときにおこるいびきのメカニズムは異なりますが、いびきがひどい場合には重篤な病気の症状であることもあるので、一度前門の病院を受診することをお勧めします。