子供も3歳にもなると、一人前に食事をとるようになります。
食べられる物のバリエーションも増え、おやつも食べるようになりますね。
そうなってくると、気になるのが「歯磨きのタイミング」です。
物を食べた後は歯磨きした方が良いのはわかるけど、いつ磨けば効果があるの?という疑問を持つママは多いようです。
そこで今回は、子供の歯磨きのタイミングについて解説します。
「3歳児の歯磨き」食後すぐはダメ?
口の中に食べカスがある状態にしておくと、虫歯のリスクは上がってしまいます。
1日3度の食事をとるなら、歯磨きの回数もやっぱり1日3回にするのが基本です。
但し、できれば食べた直後に歯を磨くのは避けた方が良いです。
物を食べた直後というのは、口の中でいろんな細菌が活発に動き回ります。
細菌が活動をしているときに歯ブラシで磨くと、歯の表面が傷つき、溶けてしまうことがあります。
歯が傷ついたり溶けたりすると、その部分は虫歯になりやすくなります。
また、歯にとって大切なカルシウムが表面の傷から溶け出してしまうこともあります。
「3歳児の歯磨き」食後何分頃がベスト?
食後の歯磨きは、「食べた直後」はNGですが、時間が経ちすぎても効果が下がります。
食後30分以上が経過すると、口の中にある虫歯菌が食べカスの中にある「糖分」を摂り始めます。
「虫歯菌+糖=酸を生み出す」というのが虫歯が出来るメカニズムです。
つまり、虫歯菌が糖を摂り始める前に歯磨きをスタートする必要があるということですね。
おススメは、食後10分か15分ほど休憩したら歯を磨き始めるという方法です。
食べた直後を避け、食後30分以上も避け、上手に狭間の時間帯を狙って磨きましょう。
「3歳児の歯磨き」タイミングが難しいことも…
食事の後、テーブルの上を片づけたり食器を洗ったりしているうちに、だいたい10分~15分程度の時間が過ぎるかと思います。
でも「よし!歯磨きのベストタイミングだ!」と思っても、子供が素直に応じてくれるとは限りません。
特に3歳児は、自分のことは自分で決めたがるお年頃ですよね。
無理やり磨こうとしても、暴れて抵抗することもあります。
■歯磨きができないときの対処法
- 食事やおやつの後はとにかく口をゆすぐという習慣をつけておく
- 子供用マウスウォッシュを使うとさらに効果的
- キシリトール配合のタブレットなどで虫歯菌の働きを阻害する
先にご紹介した通り、「虫歯菌+糖=酸を生み出し、虫歯になる」というのが虫歯が出来るプロセスです。
物を食べる度にしっかり歯を磨き、食べカスを残さないのが理想ではありますが、難しいときもありますね。
そんなときには、せめて水でゆすいでおいて、食べカスを減らすようにします。
虫歯菌を減らしたり、活動を止めさせるためにマウスウォッシュやタブレットを使うというのも賢い方法ですよ。
まとめ
- 食後すぐに歯を磨くと、歯の表面が傷つきやすい
- 歯が傷つくと、そこから虫歯になることがある
- 食後30分以上経ってからの歯磨きは効果が落ちる
- 歯磨きが出来ないときにはうがいなどの方法を取り入れる
口の中の理想的な環境は、「虫歯菌」も「食べカス」も両方ゼロにすることです。
でも歯磨きが思った通りできないときには、虫歯菌に活動させない有効成分入りの物を使って対処します。
キシリトールやフッ素入りのマウスウォッシュは、子供の歯を守る強い味方です。
食事の後はママも一緒に「ぐちゅぐちゅ・ぺー」とゆすぐ習慣をつけると、子供は前向きにゆすぎをしてくれるようになります。