3歳児の子供を持つ母親の1日は、またたく間に過ぎていきますね。
「歯を磨かせなくっちゃ!」と思っても、子供は遊びに夢中…。
やっとの思いで歯磨きをしても、おやつを欲しがり、また口の中を汚してしまう…。
ママとしては、今の歯磨きの仕方で大丈夫かと不安になることもあるのではないでしょうか。
そこで今回は、子供の歯磨きのタイミングについていろいろ調べてみました。
最適な歯磨きのタイミングを取り入れ、上手に3歳児という大変な時期を乗り越えましょう。
3歳の歯磨きは夜だけでは足りない?
口の中にいる様々な細菌は、眠っている間に爆発的に増えるといわれています。
だから、夜のうちにできる限り細菌の数を減らしておくのは、デンタルケアの重要ポイントの1つです。
フッ素などの有効成分が含まれた歯磨き粉を使い、夜の歯磨きはていねいにしてあげるのが理想です。
ただ、歯磨きは夜だけしておけば大丈夫というものではありません。
奥歯や歯のすき間などに食べカスがあると、虫歯菌は喜んで活動してしまいます。
特に3歳にもなると、食事やおやつなど、食べる回数が多くなりますね。
ご飯の後もおやつの後も、毎回しっかり歯を磨くというのが理想なのです。
3歳の歯磨きのベストな回数について
先にご紹介した通り、理想の歯磨き回数は「食べた回数」ということになります。
1日3回食事をしたなら3回磨き、間におやつを食べたら、その都度磨くということですね。
でも…3歳児は、そんなに毎回ていねいにゆっくり歯磨きをしてくれないというのが現実です。
嫌だと思えばとことん嫌がりますし、遊びたい盛りの年頃でもあります。
そこで、じっくりていねいに歯磨きをするのは、子供の気持ちが前向きになったときに絞ります。
そして、それ以外の時間帯は、歯磨き以外の方法を活用して虫歯リスクを下げていきます。
■子供が歯磨きをさせてくれないときは…
- 物を食べた後はしっかり水でゆすぐようにする
- できればフッ素などの有効成分入りのマウスウォッシュを使う
- 「糖」は虫歯の原因になるので、甘いおやつは控える
- キシリトールのタブレットなどで、虫歯菌を活動させないようにする
虫歯というのは、食べカスだけでなるものではありません。
ミュータンス菌という「虫歯菌」と食べカスの中の「糖」が、口の中で出合うことから虫歯になります。
子供を虫歯にさせないために、虫歯菌の活動を阻害する有効成分入りのマウスウォッシュやタブレットを上手く利用しましょう。
3歳の歯磨きのタイミング
3歳児はまだ、歯のすみずみまでキレイに磨くことができません。
どうしても磨き残しがありますので、大人の「仕上げ磨き」が欠かせません。
ただ、歯磨きに対して前向きな気持ちになっていないときは、なかなか口を開けてくれませんよね。
大人が毎回磨いてあげるのが理想ではありますが、無理な場合は、何とか1日1回しっかり磨いてあげましょう。
落ち着いて歯磨きができる時間帯は、子供によっても、家庭によっても違うかと思います。
子供が夜は比較的きげんが良いということなら、夜にたっぷり磨いてあげるようにします。
夜は疲れが出て、ぐずぐず言ったりイライラするという場合は、日中の歯磨きをていねいにすれば良いです。
そして、それ以外の時間帯はしっかりゆすがせたり、マウスウォッシュを利用したりして、虫歯のリスクを下げるようにしましょう。
まとめ
- 口の中の細菌は、夜眠っている間に繁殖する
- 食事の後は必ず歯を磨くのが理想的
- 子供の歯磨きは「仕上げ磨き」をしてあげることが大切
- 落ち着いて磨けないときは、ゆすぎなどの方法を活用する
子供を歯磨きに積極的にさせるには、鏡で口の中をチェックするという簡単な方法があります。
子供が歯を磨き終わったら、親子で鏡の前に立ち、磨き残しがあるかどうかを一緒に見るという方法です。
その上で仕上げ磨きをしてあげて、また鏡でチェックするというのを繰り返していきます。
また、携帯電話を使って口の中の画像を撮って見せてあげるという方法も効果的です。
子供は「これは楽しい」と認識したことに対しては、気持ちが前向きになります。
言葉だけで「歯磨きしないと虫歯になるよ」と伝えても、なかなか理解してくれませんね。
鏡や写真など、子供の「視覚」に訴えて、興味・関心を高めていきましょう。