2歳児をお世話するのって、とても大変ですよね。
好き嫌いをはっきり示すようになり、嫌なことは何が何でも「嫌!」と言うようになります。
歯磨きでも苦労しているママは多いようです。
そこで今回は、歯磨きに抵抗する2歳児に注目してみました。
子供が歯磨きを嫌がったときの対処法を、いろいろご紹介していきます。
歯磨きをしない2歳児にイライラしてしまう
幼少期のデンタルケアはとても大切ですよね。
小さい頃に虫歯になってしまうと、その後も虫歯になりやすい体質になってしまうといわれています。
親としては、我が子が虫歯にならないように、できるだけのことはしてやりたいものです。
でも2歳頃になると、子供は自分がやりたいことばかり、やりたがるようになります。
歯磨きに対しても、気持ちが向かなければ徹底的に嫌がり、口を開けてくれなくなってしまいます。
きっと、子供を思う気持ちが強いママほど、イライラしてしまうのではないでしょうか。
子供は「イヤイヤ!」、ママはイライラ…。
この悪循環を抜け出すためには、視野を少し広げる必要がありそうです。
歯磨きを嫌がる2歳児…無理やり磨いた方が良い?
子供を虫歯にさせないためには、食後の歯磨きは大切です。
歯のすき間の食べカスは、虫歯の元になるからですね。
でも、子供が歯磨きをどうしても嫌がっているとき、無理やり磨くというのは良い方法ではありません。
■無理やり歯磨きをするとこんなリスクがある…
- 強く磨いてしまい、歯の表面を傷つけてしまう
- ますます歯磨き嫌いな子供になってしまう
- 子供が激しく抵抗した場合、歯ブラシが歯茎や喉に刺さるなどの事故につながる
歯の表面は、エナメル質で守られています。
無理やり磨くと力が入ってしまい、エナメル質を傷つけたり溶けやすい状態にしてしまうことがあります。
そうなると、傷ついた部分は虫歯になりやすくなってしまいますので、歯磨きをしたことが逆効果になってしまいます。
2歳児が歯磨きを好きになる工夫
2歳児の子供は、親が歯磨きの大切さを説明した場合、ある程度は意味がわかります。
ただ、わかったからといって、その通りにしてくれるかというと、そう上手くはいきませんね。
幼い子供は、何かをする・しないの判断は「好き」か「嫌い」かで決まります。
ここでは1つ、歯磨きが嫌いな子供が、面白いように前向きになると定評がある歯磨き粉を紹介します。
丹平製薬の「こどもハミガキ上手」という液体歯磨き粉は、磨き残した部分(歯垢)が真っ赤に染まります。
ママと一緒に磨いて、鏡でチェックして、赤い部分をもう一度磨くという方法できれいにしていきます。
この歯磨き方法は、子供にとって「楽しいこと」ですので、前向きに何度でもやりたがるそうです。
虫歯菌の活動を抑える方法をいろいろ取り入れておけば、さらに安心です。
■虫歯リスクを下げるさまざまな方法
- 歯磨きを嫌がったら、水でゆすがせるだけにする
- 子供用のマウスウォッシュを使うと効果的
- キシリトールやフッ素入りの歯磨き粉で、普段から虫歯菌を抑えておく
まとめ
- 子供の歯を無理やり磨くという方法にはいくつものリスクがある
- どうしても歯磨きを嫌がるときは、ゆすぎなどの対処でしのぐようにする
- 子供が楽しめる歯磨き粉を使ってみるという方法もある
- 虫歯菌を抑えるマウスウォッシュや歯磨き粉を使うのも効果的
2歳児というのは、長い育児の中でも一番大変な時期かも知れませんね。
1日中好き勝手に動き回るし、なかなか言うことを聞いてもくれません。
でも、もう少し大きくなれば、キシリトールガムも食べられるようになります。
3歳、4歳と大きくなるにしたがって、嫌なことにでも自分の意思で取り組んでくれるようになっていきます。
その日が来るまで、いろんな方法を取り入れて、子供を上手に虫歯から守っていきましょう。