虫歯になりにくい歯を作るには、幼少期の予防が大事だといわれています。
でも、子供の歯を磨いていると「本当にこの方法でいいのかな…」と迷うことがありますよね。
今回は、2歳児の歯磨きについて、いろいろご紹介します。
「1日に何回磨けばいいの?」「1回あたりの歯磨き時間はどれ位?」
ママたちのそんな素朴な疑問にお答えしていきますね。
「2歳の子供の歯磨き」1日あたり何回磨けば良いの?
物を食べると、歯のすき間などに食べカスが詰まることがあります。
虫歯を避けるためには、毎食後に歯を磨くことが必要です。
2歳児は、大人と同じように1日3回食事をしますよね。
つまり、理想の歯磨きの回数は1日3回です。
お菓子を食べた後も歯磨きをしてあげられれば、虫歯のリスクはさらに下げることができます。
「2歳の子供の歯磨き」一番良いタイミングは?
歯磨きは食後にするのが基本ですが、食べた後は少し休憩を入れた方が良いといわれています。
物を食べた後の口の中は、さまざまな細菌が活発に動いています。
細菌が動いているときに歯磨きをすると、歯の表面が傷つくことがあります。
歯の表面には「エナメル質」があり、それが傷ついたり溶けたりすると、虫歯になりやすくなってしまいます。
でも、中には食事の後に眠ってしまう子供もいますよね。
きげんが悪くて、1日3回バッチリ歯磨きをするなんて、とても無理ということもあるかと思います。
そういうときは、歯磨きはできなくても、口をゆすがせるという対処法を取り入れます。
食べカス自体をすべて取り除くことはできませんが、口をゆすぐと細菌の数を減らすことはできますね。
「2歳の子供の歯磨き」時間はどれ位?
歯を1本1本ていねいに磨き、すき間の汚れをしっかり取るには、15分以上はかけた方が良いといわれています。
多くの歯科医師さんは、できれば30分を目指して磨くことを推奨しているようです。
しかし、15分~30分もしっかり歯を磨いているという人は、大人でもまれなのではないでしょうか。
まして、小さな子供が長時間口を開けていてくれるかというと、ほとんど期待はできませんね。
1日3回の歯磨きのうち、何とか1回はていねいに時間をかけて磨いてあげたいものです。
そして、それ以外の時間帯の「磨き残し」をカバーする方法として、ミュータンス菌を減らすことを考えましょう。
虫歯というのは、ミュータンス菌が口の中の糖分を利用し、歯を溶かすことで出来ます。
ミュータンス菌を減らすために、フッ素やキシリトールなどを活用して、虫歯のリスクを下げていきましょう。
まとめ
- 歯磨きは1日3回が基本
- できればお菓子を食べた後も、歯は磨いた方が良い
- 歯磨きができないときは、ゆすぐようにすると細菌が減る
- ミュータンス菌を減らす、有効成分入りの歯磨き粉も効果がある
虫歯というのは、ミュータンス菌と食べカスが口の中で出合うことで出来てしまいます。
子供を虫歯にさせないためには、両方を廃除することが理想です。
でも、子供が小さいときには思うように歯磨きができないことが多々あります。
子供が上手に「ぐちゅぐちゅ・ぺー」とできるようになったら、子供用のマウスウォッシュを活用すると良いですよ。