1歳児の子供を育てている親にとって、虫歯予防に対する悩みはいろいろあります。
多くのママたちを特に悩ませるのが、「子供が歯磨きを嫌がる!!」という問題ですよね。
子供が歯磨きから逃げ回る…でも磨かないわけにもいかない…。
一体どうすれば良いのか、途方に暮れている方もいらっしゃるかも知れません。
そこで今回は、歯磨きを嫌がる1歳児への対処法をいろいろご紹介します。
1歳の子供が歯磨きに抵抗!イライラをなんとかしたい…
子育てにイライラは付きものですが、特に1歳頃の子供は、お世話が大変です。
1歳になると、赤ちゃんの頃のように寝そべってくれるような時間は、ほとんどないのではないでしょうか。
しかも、自分の意思をはっきり伝えてくるようになり、嫌だと思ったら逃げ回るようにもなります。
歯を磨いてあげたいのにさせてくれない!ということも、日々の中でよくあることかと思います。
イライラしてしまうのは、子供を大切に思っているからなんですよね…
子供のためを思って歯を磨こうとしているのに、逃げ回られると切なくなってきます。
ここでは、少し視野を広げて、子供の虫歯のリスクを下げる方法をいろいろ見てみたいと思います。
■子供を虫歯から守る方法
- 歯磨きができないときは、とりあえず水でゆすぐ
- 虫歯菌の活動を阻害する、有効成分入りのマウスウォッシュを使う
- 糖分が入った飲み物やおやつをひかえめにする
1歳の子供の歯磨きは無理やりしない方が良い?
1歳児は「嫌なものは嫌!!」と、徹底的に抵抗する時期ですね。
子供を押さえつければ、歯を磨くことは可能といえば可能です。
ただ、無理やり歯を磨くという方法はおススメではありません。
理由は2つあります。
1つ目は、子供の「歯磨きが嫌い」という気持ちをさらに強くさせてしまうことにあります。
2つ目は、子供が激しく抵抗すると事故につながることがあるからです。
子供の歯磨き時の事故は、毎年多数発生しています。
歯磨きのとき、子供が力いっぱい抵抗すると大変危険です。
歯ブラシが歯ぐきを傷つけたり、頬の内側や喉に刺さるという事故で、救急搬送されるという事例はたくさん報告されています。
幼い子供の歯磨きは、おだやかにじっとしてくれそうなときを見計らってやってあげるようにしましょう。
1歳の子供が歯磨きを好きになる工夫って?
子供は嫌だと思うことは徹底的に嫌がりますが、楽しいと思ったことには積極的になりますね。
日ごろから、歯磨きをテーマにしたアニメ動画を見せたり、ぬいぐるみを使って歯医者さんごっこをすると、意欲は上がるようですよ。
もう少し大きくなってきたら、歯を磨く前と後に、手鏡を渡すという方法を使うと効果的です。
歯医者さんでも、子供に手鏡を持たせて、歯磨き指導をすることがよくありますね。
ほとんどの子供は、鏡で自分の歯や口の中を見ることに高い興味関心を示します。
1歳児に手鏡を持たせるのは危険ですので、小さい頃は、姿見用の大きな鏡を使うようにした方が良いです。
歯磨きのために長く口を開けていることを嫌がるようなら、少し磨いて鏡の所へ行き、また戻ってきて磨くという繰り返しにしても良いですよ。
「ここがまだ汚れてたねー。もう1回磨こうか♪」といったように、楽しくなるように声をかけるのがコツです。
歯磨きに積極的な子供にしていくには、「歯磨きと楽しいことがセットになっている」と思ってもらうことが大切です。
まとめ
- 日ごろから口の中を水でゆすぐようにすると、虫歯リスクは下げられる
- 有効成分入りのマウスウォッシュを使うと、さらに効果的
- 子供を押さえつけて無理やり歯を磨くと、事故につながる危険がある
- 歯磨きは楽しいものだと思わせる工夫をするのが大事
子供用の歯磨き粉やマウスウォッシュには、フッ素やキシリトールが含まれています。
フッ素は、歯の酸化を防ぎますし、歯の表面を硬く強くしてくれます。
また、キシリトールは虫歯菌の活動を抑える力を持っています。
口の中に食べカスがあっても、食べカスだけで虫歯になるわけではありません。
虫歯菌の繁殖を抑えたり、歯の酸化を防いだりすることで、子供を虫歯から遠ざけていきましょう。