小さい子供は、歯磨きを嫌がって、毎日大変ですよね。
特に1歳位の頃は、嫌だと思うと泣いたり逃げたりして、激しく抵抗しますよね。
そこで今回は、1歳児の上手な歯磨き法の事例を紹介します。
歯磨きを習慣化させるためにも、ぜひ参考にしてみてくださいね。
1歳児はなぜ歯磨きが嫌いなのか
子供は、自分の興味がある物にばかり気持ちがいき、なかなか親の言うことを聞いてくれません。
特に1歳頃になると、自分の意思をはっきり出せるようになり、だんだん歩けるようにもなります。
このため、嫌なことから極端に逃げ回るようになります。
食べ物の好き嫌いが出始めるのもこの頃で、食べたくない物には見向きもしないですよね。
食べたくないと思った物を床に投げることも、めずらしくはありません。
1歳頃はまだ、「こうしなければならない」ということが理解できません。
自分の行動は「したいか・したくないか」で決めていく年頃です。
子供が「やってみたい」と思わなければ、歯磨きに気持ちを向かわせることができません。
1歳の子供は、楽しいこと以外は全て嫌がりますので、歯磨きを楽しいものに変えてあげることが必要です。
1歳の子供に歯磨きをさせるコツ
1歳の子供は、大人と同じように鏡の前に立って、すみずみまで歯を磨くということはできません。
まだまだ手先が不器用ですので、歯ブラシを自分の口に持っていくだけで精一杯です。
小さな子供には、「噛むタイプ」の歯ブラシが最適です。
上の画像は、持ち手の上の方しか口に入らないようになっているタイプで、誤って喉に刺さることがありません。
乳歯が生えてくる月齢の子供は、「物を噛む」ことに対しては積極的ですので、食後に持たせることを習慣にしていきましょう。
こういう形状の物以外にも、両手で持つおもちゃタイプの物もあります。
シリコン製やゴム製のもので、噛むだけの歯磨きグッズはいろいろありますので、検討してみると良いかと思います。
1歳の子供の歯磨きはどう工夫すれば良い?
子供が小さいうちは、自分で正しく歯磨きをすることができません。
きちんと磨けるようになるまでは、パパやママによる「仕上げ磨き」が大切です。
仕上げ磨きは、できるだけ子供のきげんが良さそうなときにやってあげるようにします。
声をかけてみて嫌がるようなときは無理をせず、きげん良く来てくれるときを見計らいます。
仕上げ磨きは、歯医者さんのようにあお向けに寝かせるとやりやすいです。
寝かせるのを嫌がった場合は、お気に入りのぬいぐるみや人形などを添い寝させるようにします。
日頃から子供が気に入っている歌があれば、その音楽をかけてあげたり、歌ってあげたりするのも効果的です。
「歯磨き=嫌なこと・楽しくない」という意識を取りのぞき、「歯磨きと楽しいことはセットになっている」と思わせるようにしましょう。
なお、コンビから発売されている「仕上げ磨き専用歯ブラシ」は、口に入りやすいように持ち手にカーブがかかってします。
長々と口を開けることは子供にとって苦痛ですので、テキパキと終わらせるために、仕上げ用の歯ブラシにも工夫してみてくださいね。
まとめ
- 小さな子供は、楽しくないことは嫌なことだと認識する
- 歯磨きに前向きにさせるには、楽しいと感じさせる工夫が必要
- 噛むタイプの歯ブラシで、自分で磨くという習慣をつけると良い
- 最後に仕上げ磨きをして、キレイにしてあげるのが大切
子供の歯磨き中の事故は大変多いので、歯磨きをしているときは目を離さないようにしましょう。
特に、救急搬送されている子供の中で、最も多いのが1歳児です。
1歳児はまだまだ足元がしっかりしていないし、何か興味のある物を見つけると一目散に歩こうとしますよね。
喉に刺さらない短い物を持たせる、ベビーチェアにしっかり座らせるなどすれば、事故を未然に防ぐことができます。