大人が口にしたコップを子供が使うと、虫歯菌がうつってしまう?!
そんな話を聞くと、知らないうちに子供に虫歯菌を感染させているんじゃないかと不安になりますよね。
そこで今回、虫歯菌はどんなふうにして子供にうつるのか、いろいろ調べてみました。
普段の生活で、何に気をつければ感染を防ぐことができるのかも紹介しますね。
子供の歯を虫歯菌から守るために、ぜひ参考にしてみてください。
同じコップを使っても虫歯菌は子供にうつる
虫歯菌は、「唾液」で感染していく感染症です。
大人の唾液がついたコップを使って子供が飲み物を飲むと、虫歯菌が子供にうつってしまいます。
もしも大人が何かを飲んでいて、子供も欲しがったときは、専用のコップに注いであげるようにしましょう。
また、ついうっかりやってしまいがちなのが、「歯磨きのときに使うコップを共有する」 ことです。
食事のときにコップを分けていても、歯を磨くたびに大人と同じコップを使えば虫歯菌は毎回感染します。
コップをはじめ、大人の唾液が少しでも付いている可能性があるものは、子供の口から遠ざけるようにするのが大切です。
虫歯菌が子供に感染する原因
■子供への虫歯菌の感染原因
- 大人が口に入れたお箸・スプーンを使って、子供に食事を与える
- 同じコップで飲み物を飲んだり、うがいをしたりする
- 咳やくしゃみで唾液が飛散し、ママや子供の手に付着する
- 大人が食べかけた物を子供に食べさせる
花粉症や風邪対策で、マスクをしている方も多いかと思いますが、使用済マスクの扱いは要注意です。
マスクには唾液がついていますよね。
そのマスクを外して無造作に置いておくと、子供が触ってしまうことがあります。
唾液が付着した手を口に入れたり、その手でおやつを食べたりすると、子供の口に虫歯菌が入ってしまいます。
子供を虫歯菌の感染から予防するには
子供は、いろんな物を触りたがりますよね。
食器やコップを共有しなくても、子供が知らない間に虫歯菌に感染することがあります。
たとえば、コップやペットボトルです。
テーブルに飲みかけの物を置いておくと、子供はいつの間にか飲んでしまいます。
かじりかけのクッキーや煎餅などを、子供が食べてしまったということもよく聞く話です。
大人が口を付けた物は、子供の手の届く所に置かないようにするのが、虫歯菌の感染を防ぐ重要ポイントです。
また、歯ブラシから歯ブラシへの感染も気をつけましょう。
家族全員の歯ブラシを、同じコップにどさっと入れるというような保管方法だと、子供の歯ブラシに虫歯菌がうつります。
虫歯菌が付着した歯ブラシで子供が歯磨きをすると、菌に感染してしまいます。
まとめ
- お箸やコップなど、唾液が少しでも付いている物は子供と共有しない
- くしゃみなどで飛散した唾液からも虫歯菌は感染する
- マスクに付着した唾液も虫歯菌の感染原因となる
- 食べかけの物や飲みかけのコップなどは、子供の手の届く所に置かないようにする
- 歯ブラシ同士の感染にも充分に気をつける
子供が小さいうちは、お世話をするために子供に触れる機会が多いですよね。
もしもパパやママの手に唾液が付着していたら、子供の顔や口に触って虫歯菌をうつすことになります。
何かを食べた後や、咳やくしゃみで口に手を当てた後などは、手を清潔にしてから子供に接することが大切です。
さらに、子供の口の中をクリーンに保つために、マウスウォッシュを使ってゆすがせる習慣をつけると良いそうです。
まだ自分で上手にゆすぎができない子供には、キシリトール配合の「はみがきめんぼう」を使って、キレイにしてあげるのも効果的ですよ。