大人の虫歯菌がスプーンなどから子供にうつるのは、何としても阻止したいものですね。
熱消毒が良いという人もいるけど、虫歯菌って目に見えないし、キレイに除去できるのか不安です。
そこで今回は、「虫歯菌は熱消毒できるのかどうか」ということについて、調べてみました。
どう対処すれば虫歯菌が除去できるのか、詳しく説明していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
虫歯菌は熱に弱いって本当なの?
虫歯菌は、「常温」で「湿度が高い」場所を好みます。
たとえば、窓や換気扇がないお風呂の脱衣所や洗面台のまわりなどが、これに当てはまりますね。
虫歯菌は他のウィルスやバイ菌と同じで、「熱」と「乾燥」を苦手としています。
歯ブラシを水でしっかりゆすいでも、じめじめした場所だと、わずかに歯ブラシに付着している虫歯菌が繁殖してしまうことがあります。
ドライヤーの熱風を歯ブラシに当てると、「熱」と「乾燥」によって、虫歯菌はかなり減少するようです。
また、歯ブラシ専用の除菌スプレーを吹きつけるという方法で、虫歯菌を死滅させる方法も有効的です。
虫歯菌が死滅する温度は?
虫歯菌は、唾液を通じて人から人へ感染していきます。
唾液感染しますので、大人が口に入れたお箸を使って子供に食べさせると、虫歯菌がうつります。
また、テーブルのに盛りつけられたおかずを、家族みんなで突っつくというのも、感染の原因になります。
虫歯菌の感染を防ぐためには、食器類は別々にすることが大切です。
歯医者さんには「滅菌機」という物がありますが、この機械では120度まで高温状態にできるそうです。
虫歯菌が完全に死滅する温度は、100度といわれています。
100度ということは、完全に沸騰したお湯の温度ということになりますね。
次に、使い終わった食器類などから虫歯菌を熱消毒する方法をご紹介します。
虫歯菌を熱消毒させる方法はあるの?
虫歯菌は100度で死滅させることができますが、熱湯をかけて一瞬で死滅するものではありません。
虫歯菌を完全に死滅させるには、20分以上、100度の高温の中に置く必要があります。
食器を除菌したい場合、沸騰したお湯の中に食器を入れ、20分つけ込む必要があるということですね。
時間に余裕があればできなくもないですが、毎食ごとに20分かけて熱湯につけるというのはかなり大変ですね。
食器洗浄機を使うという方法だと、忙しくても手軽に除菌ができます。
最近の食器洗浄機は「除菌」を重視した物が多く、また、洗浄後に熱風で時間をかけて菌を死滅させていく物もあります。
まとめ
- 虫歯菌はからっと乾燥した場所では繁殖しにくい
- 反対に、常温でじめじめとした場所では虫歯菌は繁殖しやすい
- 虫歯菌は100度で死滅する
- 虫歯菌は20分以上、100度の高温状態にしないと完全には除去できない
食器洗浄機は、我が家には大きすぎるとか、高すぎると思われる方もいるかも知れません。
そういう場合は、食器乾燥機がおススメです。
食器乾燥機は100度の熱風で、ありとあらゆる菌やウィルスを死滅させます。
除菌率は99%といわれていますので、虫歯菌よりも強い菌も死滅させます。
また、菌やウィルスが嫌う「乾燥状態」にもしてくれるのが嬉しいですね。