子供の歯磨き粉選びって、品ぞろえが豊富すぎて、迷ってしまいますよね。
「フッ素入りの歯磨き粉が良い」っていう人は多いみたいですが、本当のところはどうなんでしょう?
そこで、子供用のフッ素入り歯磨き粉について、いろいろ調べてみることにしました。
「フッ素って本当に歯に良いの?」「体に害はないの?」ということを、具体的にご説明しますね。
フッ素入りの子供用の歯磨き粉
ドラッグストアやスーパーでは、子供の歯磨き粉がたくさん売られていますよね。
ネットで調べてみると、さらにいろんな種類の歯磨き粉が出てきて、選ぶのに迷う方が多いようです。
ここでは、売れ筋のフッ素入り子供用歯磨き粉を紹介します。
紹介する中の1つ目は、「フッ素効果が高くて一部の歯医者さんでも販売されているもの」です。
そして「研磨剤が無配合だから歯を傷つけないもの」、「子供に好まれている味のもの」の順で紹介します。
■おススメの子供用フッ素入り歯磨き粉
- 歯医者さんでも販売されている:ライオン・DENTチェックアップKODOMO
- 研磨剤を含まないタイプ:レノビーゴ・フッ素配合薬用歯磨き・スプレー式
- 味が子供に好まれている:クリニカ・Kid’sハミガキ・グレープ
歯磨き粉が苦手な味だと、子供はていねいに磨かなくなってしまいます。
ゆっくり磨かせるためには、子供の好きな味を見つけてあげることがポイントとなるようです。
グレープ味が最も人気があるようですが、いちご味やピーチ味など、いろいろ試すと良いかも知れませんね。
フッ素入りの歯磨き粉にはどんな効果がある?
虫歯というのは、口の中に「酸」があるときにできやすくなります。
「酸」は歯を溶かしてしまい、虫歯にしていきます。
しかし、口の中にフッ素が取り込まれると、酸で歯が溶けにくくなることがわかっています。
ちなみに、歯が酸に溶けにくい性質を「耐酸性」と呼ぶのですが、フッ素は「耐酸性」に役立ちます。
フッ素塗付(歯にフッ素を塗る)を積極的に行なっている幼稚園や小学校があるのは、こういう理由からですね。
また、虫歯予防のために歯医者さんに連れていくと、フッ素を塗ってくれることがあります。
いつもの歯磨きだけだと心配という方は、予防のために歯医者さんでフッ素を塗ってもらうと良いですね。
フッ素入りの歯磨き粉の副作用について
フッ素については、以前からさまざまな憶測やウワサが飛び交っています。
その中には、「フッ素には副作用があるらしい」というものもあります。
でも、フッ素の歯磨き粉で副作用が出たという子供を見かけることはありませんね。
フッ素は、大量に摂取しなければ副作用が起こることはありません。
どの程度の量を飲み込むと副作用が出る可能性があるかは、体の大きさによって違います。
仮に体重が20キロ位の子供なら、フッ素入り歯磨き粉を2本近くラッパ飲みすれば、副作用になる可能性はあるようです。
でも、そんなふうに歯磨き粉を一気飲みするなんて、現実的ではないですよね。
それでも心配という方は、子供の手の届かない所に保管して、誤飲をふせげば大丈夫です。
まとめ
- フッ素には歯の酸化を防ぐ効果がある
- 子供は歯磨き粉の味が嫌いだと、ていねいに磨かなくなる
- フッ素は大量摂取しない限り、副作用が出ることはない
フッ素入り歯磨き以外にも、フッ素入りのものは売っていますよね。
よく家庭で使われているものとしては、フッ素が配合された「子供用のマウスウォッシュ」です。
子供が口の中をゆすいだり、上を向いてうがいをしたときに、誤って飲み込んでしまうかも知れませんね。
でも、歯磨き粉同様、マウスウォッシュも大量にごくごく一気飲みするようなことをしなければ、心配はありません。
また、マウスウォッシュを製造しているメーカーさんも、子供がうがい時に飲む可能性を考え、フッ素濃度を薄くしているそうです。