引っ越しにより子供が中学校を転校しなければならない場合があります。
ここでは子供が中学校を転校する際の準備と手続き、公立中学校の場合に必要な書類について説明していきます。
引っ越し前にすべき中学校の転校準備とは?
引っ越しにより子供が中学校を転校することが決まったら、まず現在通っている中学校に転校することを伝えるようにしましょう。
転校すると伝えるのは、引っ越し先の住所が決まっていない段階でも問題はありません。
遅くとも転校の一か月前には学校側に転校することを伝えるようにしましょう。
転校することを伝えるのは直接学校に行っても、電話でもどちらでも問題はありません。
転校に必要な書類を発行してもらうのに時間がかかることがあるため、なるべく早めに学校側に伝えるようにしましょう。
学校によっては「転校届」、または「転学届」を提出する必要がある場合もあるので、担任の先生に確認しておきましょう。
学校側に転校することを伝えると、転校に必要な書類を発行してもらえるので、これらを中学校に受け取りに行く必要がありますが、この時は必ず印鑑を持参するようにしましょう。
このあと、引っ越しの前に同じ市区町村内に引っ越す場合には転居届を、違う市区町村に引っ越す場合には転出届をそれぞれ安署に提出します。
引っ越し後にすべき中学校の転校手続きとは?
引っ越し後にすべき手続きについてですが、違う市区町村に引っ越した場合には新しい住所のを管轄する役所に転入届を提出して住民票を発行してもらいましょう。
次に引っ越し先が違う市区町村に場合には、新住所を管轄する教育委員会に新しく発行してもらった住民票を提出し、転校先の中学校を教えてもらうとともに「転入学通知書」を発行してもらいましょう。
引っ越し先が同じ市区町村の場合には、住民票の提出をしなくても転校先の中学校の指定と「転入学通知書」の発行をしてもらうことができます。
その後、教育委員会に指定された転校先の中学校に必要書類を提出し、初登校の日にちを決めてから手続きは終了となります。
この手続きに必要な書類は次の章で説明していきます。
ここで注意が必要なのが、中学校によって校則が異なるため、髪形や服装などを新しく通う中学校の校則に合わせたものに変えておくということです。
これらは入学後に校則に沿って整えることも可能ですが、転校先の中学校に必要書類を提出しに行ったときに学校側に確認しておくことをおすすめします。
中学校を転校する際の必要書類
引っ越しにより中学校を転校する際には、次のような書類が必要になってきます。
- 転校前の中学校から発行された在学証明書
- 転校前の学校から発行された教科書給与証明書
- 教育委員会から発行された転入学通知書
また、異なる市区町村に引っ越した場合には、教育委員会に転入学通知書を発行してもらう際に新しい住所の住民票が必要になります。
教育委員会がどこにあるのかわからない人も多いかと思いますが、ほとんどの場合は役所内に窓口が設置されています。
これらの書類を転校先の中学校に提出し、初登校の日にちを決めると、転校手続きが終了します。
書類の発行、特に転校前の中学校に発行を依頼する書類は、発行までに時間がかかることもあります。
ですので、引っ越しが決まったら、早めに準備をするようにしましょう。
中学校によって使用してる制服や体操服、その他の教材などが異なる場合があるので、転校の手続きと同時にこれらを購入しましょう。
まとめ
- 転校が決まったら早めに在学中の学校に知らせる
- 学校によっては転校届や転学届の提出が必要な場合もある
- 市区町村をまたいでの引っ越しの場合、新住所の住民票を教育委員会に提出する必要がある
- 書類がそろったら、それらを持って転校先の学校へ行き、転校の手続きを行う
ここまで、引っ越しに伴い中学校を転校する際の準備と手続き、必要書類について説明してきました。
同一の市区町村内に引っ越す場合と、異なる市区町村に引っ越す場合では、必要書類や手続きに違いがある事がお分かりいただけたと思います。
引っ越しの時はとにかく忙しいので、中学校の転校の流れをきちんと把握し、子どもが滞りなく転校できるようにしましょう。