ひな祭りは、「桃の節句」とも言われます。

ひな祭りに飾る桃の花は、春らしさが感じられ、女の子のお祝いの日にぴったりな花ですね。

でも、ひな祭りに桃の花を飾るのには、どんな意味や由来があるのでしょうか。

また、せっかく飾った桃の花が枯れてしまっては、がっかりですね。

ここでは、ひな祭りに桃の花を飾る意味や由来について、また桃の花の飾り方やお手入れの方法についてもお伝えします。

ひな祭りに飾る桃の花には、どんな意味があるのでしょうか。


桃の木は昔から霊木と言われ、邪気を払うと考えられています。

中国から日本に伝わったのは弥生時代でした。

古代の中国では、桃の葉をお風呂に入れて入浴したり、桃の花びらを浮かべたお酒を飲んだりして、無病息災を願ったと伝えられています。

桃の花のパワーとは

  • 魔除け、厄除けの力がある。
  • 不老長寿の力がある。
  • 邪気を払う。

※現代でも季節の変わり目には体調を崩すことが多いのですが、医療が発達していなかった昔は、季節の変わり目に災いをもたらす「邪気」がやってくると考えられていました。

「ひな祭り」に桃の花を飾るようになったのは、女の子の健やかな成長を願う親の願いからと言われています。

ひな祭りに飾る桃の花には、どんな由来があるのでしょうか。


桃の花のルーツ

桃は、2500年ほど前に中国で栽培されました。

古代中国では、3月の「上巳の節句」に川に入り身体の穢れを洗い落とす風習がありました。

その時に桃の花を浮かべたお酒を飲んだと言われています。

桃の花には、魔除けや厄除け、長寿をもたらすパワーがあると考えられていました。 中国で「上巳の節句」は太陽暦の3月3日なので、現在の3月末から4月中旬にあたります。ちょうど、桃の花が見頃を迎える時期だったのです。

日本に桃の花が伝わったのはいつ頃か

日本に桃の花が伝わったのは、平安時代の頃です。

たくさん花をつける桃は生命力が強いと考えられ、あらゆる病気を治す霊木として大切に考えられました。

また、たくさんの実をつけることから、子宝に恵まれるという意味で縁起が良い花とされました。

ひな祭りに桃の花が飾られるようになったのは、江戸時代に入ってからです。

3月3日が女の子の成長を祝う「ひな祭り」と定められ、ひな人形が飾られるようになり、ひし餅やひなあられ、桃の花などが供えられるようになりました。

※このように、生命力の象徴とも言える桃の花をひな祭りに飾ることが習慣となりました。

ひな祭りの桃の花の飾り方に決まりはあるのでしょうか。お勧めの飾り方は?


ひな祭りの桃の花の飾り方には、特に決まりはありません。

桃の花の選び方とお手入れの方法

  • 花が咲き加減のものが良い。蕾ばかりだと花が咲かずに落ちてしまう事がある。
  • 風の当たらないところに置いて温度調節に気をつける。
  • 桃のつぼみは落ちやすいので、さわらないように気をつける。
  • 深い花瓶を選ぶ。水位が深いほど水圧がかかり、枝が自力で水を吸い上げるのを助ける。
  • 枝の先を割って、給水面積を広げ、水を吸いやすくしてやる。
  • つぼみや花びらの水分が蒸発しすぎないように、朝晩霧吹きをかける。
  • 切花や切り枝に日光は厳禁。

お勧めの飾り方

  • ひな壇    ひな壇の一番上、お内裏様の脇あたりか、一番下の段に。
  • 床の間    お雛様の飾ってある部屋の床の間。掛け軸もお雛様仕様だとなお良い。
  • 玄関     花器や花瓶に生けても、フラワーアレンジメントにしても良い。
  • 食卓     手の平サイズの花瓶に生けるなど。

まとめ

  • 桃の木は昔から霊木と言われ、邪気を払うと考えられている。
  • 「ひな祭り」に桃の花を飾るようになったのは、女の子の健やかな成長を願う親の願い。
  • 桃の花には、魔除けや厄除け、長寿をもたらすパワーがあると考えられている。
  • 生命力の象徴とも言える桃の花をひな祭りに飾ることが習慣となった。

桃の花は、本来3月下旬から4月中旬に咲く花なので、手に入りにくいかも知れません。

ひな祭りの時期に出回っている桃の花はハウス栽培のものが殆どでしょう。

もし、手に入ったなら、管理をきちんとしてあげて、美しい桃の花を咲かせてあげましょう。